9種類のジャズダンスの特徴と違いを紹介

ジャズダンスといえば、さまざまなダンスの基礎となる人気のダンスですが、実はさまざまな種類があることをご存じでしょうか。それぞれのジャンルで、使用する音楽や雰囲気、振り付けのスタイルが大きく異なります。そこで今回は、9つのジャズダンスのジャンルについて、それぞれの特徴や違いを解説します。

1. ジャズダンスの種類について

ここでは、ジャズダンスの種類について詳しくご紹介します。ぜひ自分の好みのスタイルを見つけてみてください。

1-1. ジャズダンス

ジャズダンスとは、クラシックバレエの動きを基本としたダンスのジャンルです。もとはジャズミュージックに合わせて踊っていたことから、ジャズダンスと呼ばれるようになりましたが、現在ではファンク、ポップミュージック、クラブミュージックなど、さまざまなジャンルの音楽に合わせて踊られています。

ヒップホップダンスのように、上下に体を揺らしてリズムをとるというよりは、滑らかに体全体を使うような振り付けが多いのが特徴です。指先やつま先、さらには髪の毛の先まで神経を集中させて、体をコントロールすることを学びます。

ダンスの基礎になる動きも多く含まれているため、ダンス初心者で基礎を学びたいという人にもオススメです。

1-2. ジャズヒップホップ

ジャズヒ ップホップというのは、ジャズダンスの滑らかな動きに、ヒップホップのダイナミックな要素を加えたジャンルです。具体的にいうと、最近流行しているK-POPのアーティストが踊っているダンスも、ジャズヒップホップに近いダンスが多い傾向にあります。先生によって、振り付けの雰囲気が異なるため、自分の好きなスタイルの先生を探してみましょう。

1-3. ヒップホップジャズ

ヒップホップジャズは、ヒップホップの動きをベースとして、ジャズの要素を取り入れたダンスです。つまり、ジャズヒップホップよりも力強い縦揺れの動きが多く、しっかりと動きを止める振り付けや、かっこよい振り付けに重点が置かれています。バックダンサーが踊っているような、クールな振り付けが好きという方にオススメです。

1-4. ジャズファンク

ジャズファンクは、ジャズダンスに、特徴的でスピード感のあるファンキーな振り付けを組み合わせたものです。キャッチーな振り付けが多く、自分の個性を表現しやすいジャンルとなっています。最近では、ヴォーグの要素を取り入れた振り付けも増えています。1つ1つの曲によって異なる振りを楽しめるので、さまざまな表現を習得したいという人にもオススメです。

1-5. ヒールズダンス

ヒールズダンスとは、ヒールをはいて、ジャズの動きを基本とした振り付けを踊るダンスジャンルです。ヒールが際立たせる女性らしいセクシーな雰囲気や、力強さが特徴となっています。ヒールをはきながら踊るのは難しそうと感じる方が多いかもしれませんが、初心者向けのクラスでは、低めのヒールでも挑戦できるところが多くなっています。ヒールをはいて踊ることで、足の引き締めや、ヒップアップ効果が期待できます。

1-6. R&Bジャズ

R＆Bジャズというのは、R＆Bというグルーヴ感のあるダンスと、ジャズダンスを組み合わせたジャンルです。そのほかのジャンルに比べると、細かい音や拍、リズムなどのニュアンスもしっかりと感じて表現することが必要で、難易度は少々高くなります。より表現力を磨きたい、おしゃれなダンスが好きという方にオススメです。

1-7. シアタージャズ

シアタージャズというのは、ミュージカルやテーマパークのダンサーが踊っているようなダイナミックな動きを取り入れたダンスです。その名のとおり、大きな劇場や屋外などの広い空間で踊ることを前提にしているので、メリハリをつけて存在感をアピールするような振り付けが多くなっています。帽子やステッキなどの小物を使ったダンスも頻繁に取り入れられています。

1-8. スロージャズ

スロージャズとは、ジャズダンスの中でも、もっともクラシックバレエに近いジャンルです。バラードのようなゆっくりとしたテンポの音楽に合わせて踊るため、より全体的に伸びのある振り付けが多くなっています。

一方で、リズムを感じるようなヒップホップやR＆Bのような動きはあまりありません。ダンス初心者はもちろん、クラシックバレエを経験したことがあるという人には取り組みやすいジャンルといえるでしょう。

1-9. リリカルジャズ

リリカルジャズとは、ジャズダンスの基本の動きを応用して、より感情的・直感的な動きを取り入れたジャンルです。よりゆっくりとしたテンポの音楽が使用されることが多く、見ている人の魂を揺さぶるような表現が特徴となっています。言葉や感情を体で表現したいというアーティスティックな人にオススメのジャンルです。

2. まとめ