ピラティスは、筋力強化が可能なエクササイズです。一度はその名前を聞いたことがある方が多いでしょう。しかし、具体的にどのような効果があるのか、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、ピラティスをすることによる効果や効果を高めるポイントについてご紹介いたします。これからピラティスをはじめようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください、

1. 主なピラティスの効果：インナーマッスルを鍛えられる

ピラティスの効果としてまず挙げられるのは、「インナーマッスルを鍛えられる」ということです。インナーマッスルがどういったものなのか、ご存じないという方もいらっしゃるでしょう。インナーマッスルが鍛えられることで、以下のような効果があらわれます。

1-1. 姿勢の改善

インナーマッスルが鍛えられることにより、姿勢がよくなります。姿勢が悪くなってしまう原因としてはさまざまなことが考えられますが、骨盤底筋が衰えてしまっていることもひとつの原因になります。下腹部あたりにあり、内臓を支えるというのが、主な役割となっているのです。インナーマッスルが鍛えられると、骨盤底筋も同時に鍛えられるため、内臓がしっかりと支えられることになり、姿勢がよくなるのです。

1-2. 腰痛や肩こりなどが改善

腰痛や肩こり改善効果にも、期待ができます。肩こりや腰痛の原因としては、ストレートネックや猫背などが考えられます。インナーマッスルを鍛えることで、それらを解消することが可能となるのです。すると姿勢がよくなり、相乗効果で血流もよくなるため、肩こりや腰痛の予防にもつながるでしょう。

1-3. ダイエット効果がある

インナーマッスルを鍛えると筋肉の可動域が広がり、エネルギー代謝の向上にも期待ができるでしょう。運動しているときはもちろんのこと、普段ほとんどの時間が運動をしていない時間となります。エネルギー代謝が上がると、運動をしていないときにも、脂肪燃焼などがされやすい体になるのです。

2. その他のピラティスの効果

インナーマッスルが鍛えられることのほかにも、以下のような効果がピラティスには存在しています。

2-1. 骨盤の歪み矯正

まずは「骨盤の歪み矯正効果」です。日常生活において徐々に歪んでしまった骨盤は、そのままにすると血行不良の原因となり、肩こりや腰痛などを引き起こしてしまいます。ピラティスの動作には、そんな骨盤の歪みを矯正する効果があるのです。
現在の歪みを矯正しつつ、足を組んで座るなどの歪みの原因となりやすい動きを改めることで、常に正しい骨盤の状態を維持することが可能となるでしょう。

2-2. 深い呼吸ができるようになる

ピラティスをおこなう際の基本の呼吸法となる「ラテラル呼吸」により、深い呼吸ができるようになります。ラテラル呼吸というのは、いわゆる胸式呼吸のことです。鼻から深く息を吸い込み、口から吐き出す形となります。
交感神経を刺激することができる呼吸法で、リフレッシュできるということのほかに、エクササイズの効果を高める効果にも期待ができるのです。呼吸法は、ピラティスをおこなう上で重要です。自然とできるようになることはプラスに働くでしょう。

2-3. 集中力を高めることができる

交感神経が刺激されることにより、集中力を高めるという効果があります。集中力を高める方法として有名なのは瞑想ですが、ピラティスは「動く瞑想」と呼ばれています。それほど集中力を高める効果が確かであることを意味しているのです。マインドフルネスという、今この瞬間を意識することも可能となるでしょう。

3. ピラティスの効果が感じられる頻度

ピラティスをすることによる効果は、実際にどのくらいの頻度でレッスンを受けると感じられるのかという部分は気になるところでしょう。
まずは、頻度ではなく「10回」という回数を目標としましょう。ピラティスのレッスンを10回受けると、少なからず何らかの効果を実感することが可能となります。もちろん個人差がありますので、10回未満で違いを感じる方もいるでしょう。どなたにでも共通する基準となるのが、10回なのです。
また、頻度に関しては、無理のない頻度であることが大切です。毎日通うことも悪いことではないものの、筋肉を損傷させてしまうリスクが考えられます。気持ちや体が受け入れる回数であれば、ご自身にとってベストといえるでしょう。無理をする必要はありません。まずは週に2回などの回数からはじめて、徐々に増やしていく中で、最適な頻度を見つけるといいでしょう。

4. まとめ