ヨガのウェアを選ぶ際のポイントや注意点とは？

ヨガをはじめる方にとって気になるのは、服装です。スタジオなどで指定されていなければ、基本的にはどのような服装でも問題はないでしょう。しかし、動きやすく効果的にしたいという場合には、ウェアについてもしっかりと考えなければなりません。
そこで今回は、ヨガのウェアを選ぶ際のポイントや注意点についてご紹介いたします。ヨガウェア選びの参考にしてください。

1. ヨガに専用ウェアは必要？

まずヨガに専用ウェアは必要かという点ですが、結論からいえば、必須ではありません。運動に適した服装であれば、ヨガは充分おこなうことが可能です。たとえばTシャツとハーフパンツのようにラフな服装でも大丈夫なのです。しかし、何でもいいといわれると、迷ってしまう方もいるでしょう。ヨガの服装としては、以下の点を踏まえていれば問題はありません。

1-1. 伸縮性がある素材

まずは「伸縮性のある素材」です。ヨガは全身を使っておこなうものになります。伸縮性に優れた素材の服装にすることによって、服が動きに干渉してしまうことを防ぐことが可能となります。服装のせいで思うように動くことができないようなことがあっては、本末転倒です。レギンスなどのように肌に密着しつつ、伸縮性に優れているものがオススメです。

1-2. 速乾性に優れている

ヨガでは汗をかくことになるので、速乾性に優れている服装が好ましいでしょう。乾きにくい素材ですと、汗をかくにつれて服が汗を吸収して、重くなってしまいます。たとえば綿100％の素材の場合には、吸着性に優れているものの、乾燥までに時間がかかるので、動きにくくなってしまうのです。そのため、ポリエステル素材がいいでしょう。

1-3. 胸元が開かない

女性の場合ですと、かがんだ姿勢になった際に胸元が気になってしまうため、胸元が開かないような形状がオススメです。
ヨガは女性比率が高いものの、男性も一緒にレッスンを受けることもあります。その際に視線が気になって集中できないようなことがあっては、効果も半減してしまうでしょう。体にフィットしていれば胸元も気になりませんし、動きやすさも向上します。

2. ヨガのウェアを選ぶ際のポイント

動きやすさが充分であれば、専用ウェアでなくてもヨガを楽しむことは可能です。しかし、ヨガをする上で最適といえるのは、専用ウェアであることは間違いありません。専用ウェアを着用しておこないたいという方は、以下のポイントを踏まえて選ぶといいでしょう。

2-1. トップスの場合

トップスの選び方として、まずは「肩や肩甲骨周辺を締め付けない」という点が挙げられます。ヨガでおこなうポージングでは、肩や肩甲骨の周辺を稼働させることが多いです。その際に干渉してしまうと、動きづらさを感じてしまいます。深呼吸の動作にも影響してしまうため、締め付けには気をつけましょう。
装飾が一切ないものがオススメです。寝転ぶ動作も少なくないため、装飾がついていると押し付けられて痛みを感じる恐れがあります。女性の場合はカップつきのタイプであれば、ブラをする必要もなくなるので安心です。

2-2. ボトムスの場合

ボトムスの場合の選び方のポイントとしては、「股関節や膝周辺が締め付けられていない」ものが挙げられます。ヨガのポーズをする際に、あぐらの状態になったり、四つん這いになったりすることがあります。その際に締め付けがあるものですと、可動域が狭められてしまい思うように動けなくなる恐れがあるのです。
また、ファスナーやボタンがついていないものにしましょう。ポージングの際に、痛みにつながってしまいます。ゆったりとしていると怪我につながる可能性もあるため、体にフィットしているものにしましょう。

3. ヨガのウェアを選ぶ際の注意点

ヨガのウェア選びの際には、以下の点に注意しましょう。

3-1. 生地の厚み

動きやすさを追求するあまり、生地が薄いタイプのウェアを選択してしまうことがあるかもしれません。よくあるのは、下着が透けてしまうという失敗です。また、生地が薄いことで、破れやすいともいえるでしょう。実際に着用してみないことにはわかりにくい部分ですので、試着などで問題ないかのチェックを必ずすることをオススメします。

3-2. 股下深めで伸縮性のないものは避ける

股下深めで、伸縮性のないものは避けましょう。あぐらをかく際などに足が開きにくくなってしまう恐れがあるためです。動作に影響してしまう部分のため、レッスン中にストレスを感じるかもしれません。伸縮性があれば股下が深めでも大丈夫ですし、その逆もしかりです。股下が深く、伸縮性がないという組み合わせを避けましょう。

3-3. ゆったりとしすぎたものは避ける

ゆったりとした服装は、動きに干渉しないのでオススメですが、ゆったりとしすぎてはいけません。胸元などがオープンになることで、ひと目が気になりやすくなるでしょう。あるいは動きによって、視界を遮ることになってしまいかねません。いずれもヨガに集中できなくなる原因になりかねない部分です。フィットしたものをチョイスしましょう。

4. まとめ