健康維持や、ダイエットにボディメイクなど、さまざまな理由で普段から、有酸素運動を取り入れている方も多いでしょう。そもそも有酸素運動といっても、たくさんある運動の中でも、どこからどこまでをそう呼ぶのでしょうか。

この記事では、有酸素運動の基礎について、また、有効的な効果やメリットなども深く掘り下げて解説していきます。また、有酸素運動でもあるダンスは、楽しみながら続けられるものとなっています。このコラムではさらに理解を深められますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

有酸素運動とは

有酸素運動は、長時間続けて行う運動をいいます。そのときに体内の糖や脂肪が燃焼され、筋を収縮する際のエネルギー物質を酸素とともに作り出すことから、有酸素運動と呼ばれます。では、有酸素運動を行う上での目的や、メリットなどを見ていきましょう。

目的

有酸素運動を続けるためには、大量の酸素が必要になります。酸素を身体中に届けるのは、心臓と肺の役目です。しかし、人の心拍数は、上限が決まっています。そのため、心拍出量を多くし、血流に酸素をのせて送り出す必要があります。

結果、心拍出量を増やすには、心臓のまわりの筋肉（心筋）の向上に、有酸素運動の持久力の部分が必要になってくるのです。有酸素運動の目的は、持久力向上と体脂肪の燃焼が主なものであるといえるでしょう。

メリット

有酸素運動は、さまざまな種類があります。年齢や体型などに合わせて好きなものを選べるので、飽きずに行えます。そして、ハードなトレーニングとは違い、じっくりゆっくりと行うものもあるので、楽しく続けられるのもメリットのひとつえす。注意点としては、自分に合った負荷をかけながら、無理をしないという点です。

有酸素運動の効果

では、有酸素運動の詳しい効果について、5つ解説していきましょう。

健康維持や病気予防

内臓脂肪は、健康に悪影響をおよぼします。高血圧、高血糖、動脈硬化などは、内臓脂肪から分泌される炎症物質により、もたらされやすくなるのです。

有酸素運動は、体脂肪と同じように、内臓脂肪も減少する効果があるので、病気の予防にもなります。有酸素運動をすることで、さまざまな生活習慣病の予防と改善につながります。

脂肪燃焼効果

有酸素運動は、20分〜30分続けていると、体内の脂肪燃焼がはじまります。脂肪を燃焼しエネルギー源にかわるので、体についた不必要な脂肪を減らせます。そのため、ダイエットに最適な運動です。

基礎代謝のアップ

有酸素運動を適度に日々に取り入れ、続けていると、少しずつ筋力も増えるので、基礎代謝のアップが期待できます。基礎代謝は、人が1日に最低限必要なエネルギー（カロリー）のことです。基礎代謝を上げることによって、太りにくく痩せやすい体になります。

血圧の安定

激しい運動は、血圧を上げてしまいますが、適度な有酸素運動は血圧降圧効果があり、高血圧気味の方にもオススメです。

心肺機能の向上

肺から入った空気は心臓へと流れ、そして心臓はポンプのような機能で、身体中に血液を循環させます。これらには、酸素が大活躍します。有酸素運動により、多くの酸素を取り込み、血流がスムーズに促されるので、心肺機能の向上へとつながるのです。

オススメの有酸素運動

それでは、オススメの主な有酸素運動を4つあげていきましょう。

ウォーキング

ウォーキングは、時間を選ばず、いつでもはじめられるもっとも手軽な有酸素運動です。通勤や、通学、買い物の行き帰りなど、好きなときに意識するだけで行えます。コツは、1日の合計が最低30分になるように心がけ、軽く汗ばむくらいの速さを保つことです。

ピラティス・ヨガ

ピラティスやヨガは、有酸素運動ではないと思っている人もいるかもしれません。しかし、じっくりと体に負荷をかけながら呼吸を使って行うピラティスやヨガは、立派な有酸素運動です。ゆっくりとした動きの中でも、筋肉をしっかり動かし、呼吸の使い方もしっかりと誘導していきます。終わった後には汗をかき、体内が熱くなるのも確認できるはずです。

ダンス

有酸素運動の中でも、全身を動かすことに最適なダンスは、エクササイズやエアロビクス、またJAZZダンスやフラダンスなど、さまざまなジャンルがあるのも魅力です。キッズから50代60代の方まで、幅広く行えます。何より、音楽やリズムに乗ってできるので、楽しく飽きがこない有酸素運動といえます。

まとめ