ヨガは、インドを起源として紀元前から続く修行法のひとつです。ヨガを習いたいけれど、レッスンを受けるメリットや効果がわからない人もいるかもしれません。本記事を読めば、ヨガを習うメリットや目的・効果などがわかります。ぜひ参考にしてみてください。

ヨガを習うメリットとは

動画などを見ながら独学でヨガを学べる現在、レッスンを受けるメリットはどこにあるのでしょうか。詳しく解説します。

正しいポーズを教えてもらえる

ヨガを習うと、インストラクターに正しいポーズを教えてもらえます。独学でヨガを学んでいると、どうしても自分のポーズを客観的に見られません。そのため、正しいポーズができていないにもかかわらず、できていると思い込んでしまいます。

スタジオでレッスンを受ければ、インストラクターが正しいポーズを教えてくれます。客観的に理解できるでしょう。その結果、独学で学ぶよりも、早く上達できるのです。

モチベーションの向上につながる

独学でヨガを学んでいると、モチベーションが低下して怠けてしまうことがあるでしょう。しかし、スタジオでヨガを学べば、レッスンの時間はきちんとヨガに集中できるのです。

レッスンでは、インストラクターがポーズを訂正したり、声をかけたりしてくれます。また、ヨガの上手な人がグループのなかにいれば「あの人のようになりたい」と思うでしょう。周囲に人がいる環境では、ひとりでヨガを学んでいるときより、モチベーションの維持がしやすいといえます。

ケガをするリスクが減る

独学で学ぶときよりインストラクターから正しいポーズを学ぶほうが、ケガをするリスクが減ります。ヨガでは普段とらないポーズをするため、正しく行わなければ、ケガのリスクが高まるのです。

とくにヨガの経験をしたこともない初心者が、独学で無理をしながら行うのは危険です。しかし、レッスンを受けると、インストラクターに指導してもらいながらポーズをとります。体が硬い人でも、無理なくヨガを行えます。

独学では気づかない発見ができる

インストラクターから正しいヨガのやり方を学ぶと、独学では気づかない発見ができるでしょう。ひとりでヨガを練習している場合、知らないうちに自己流のポーズになっていることも少なくありません。難しい呼吸法や意識するべき筋肉など、わからない動作も多いものです。

ヨガのレッスンを受ければ、筋肉の使い方から呼吸法まで、丁寧に指導してもらえます。自己流のやり方に慣れる前に、正しいポーズが身につくのです。

ヨガの目的や効果とは？

ヨガには心のやすらぎを得て、体を柔軟にする効果が期待できます。健康志向が高まる現在、需要の高い修行法のひとつです。

ヨガの目的

「ヨガ」の語源は「ユジュ」といって「牛や馬に軛（くびき）をかける」という、意味があります。心や体・魂がつながっている状態のことを表現しており、心のやすらぎを得るのがヨガの本質です。

ヨガと聞けば、独特なポーズや呼吸法を想像する人も多いでしょう。しかし、ポーズや呼吸法だけに限ったものではなく、食べ物や体など、さまざまなカテゴリーと関係があります。

多様なポーズがあるヨガはよい運動なため、正しく継続すれば、筋力を向上させたりダイエットにつながったりします。

ヨガの効果

ヨガには心を落ち着かせて、体を柔軟にする効果が期待できるでしょう。呼吸法を覚えると、心が穏やかになって、イライラとした気持ちが軽減します。そのためヨガは、対人関係を改善するきっかけになるでしょう。

ヨガはさまざまなポーズがあるので、高齢者や運動が苦手な人もはじめやすいのもメリットです。固まっていた筋肉が柔軟になれば、心身共にリラックスできます。緊張していた筋肉がほぐれることにより、ケガのリスクが少なくなるでしょう。

ヨガの歴史

ヨガは紀元前2500年頃に、インドで生まれたと考えられています。現在の形になるまで、時代の流れとともに変化していったのです。

ヨガの歴史は紀元前までさかのぼる

ヨガは紀元前2500年頃、修行法のひとつとして、インド地方のインダス文明で生まれました。インダス文明の出土品に、ヨガと関わりのあるポーズを実践する人々が描かれていたのです。紀元前1500年頃には、北からインドに移住してきた民族が、ヨガを発展させました。

西暦200年頃には、インドの哲学者が手を加えたヨガの実践法が発表されます。ヨガの実践法を記した経典「ヨガ・スートラ」は、数多い指導者のバイブルとなりました。

西暦1300年頃には、今までに存在していたヨガに新たな呼吸法とポーズが加わります。これを「ハタヨガ」といい、ハタヨガをわかりやすくまとめた「ハタヨガ・プラディーピカ」ができました。現在世界中に広まっているヨガは、ハタヨガが原型だと考えられています。

まとめ